▲将棋宗家大橋家所縁/時代物・双玉金龍書本黄楊糸柾盛上将棋駒▲由来書付葵紋駒箱駒袋・桐平箱 ストア

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スタート▲将棋宗家大橋家所縁/時代物・双玉金龍書本黄楊糸柾盛上将棋駒▲由来書付葵紋駒箱駒袋・桐平箱

貴重な品です。将棋宗家大橋家所縁金龍。謎と不思議がいっぱいです。少し長いですが説明文も是非お読みくださいませ。

私のHP (こちら/追加写真) に追加写真をUPしてあります。ぜひご覧ください。

駒箱蓋裏の由来の書付によれば将棋名人七段の木下鹿次郎(幕末~明治期の棋客で小菅剣之助名誉名人との棋譜も存在するそうです)が大橋宗家より賜り、明治6年原家が譲り受けたとあります。
以上でも十分に貴重ですが、ここからは更に不思議。書体は明らかに「淇洲(もしくは豊島金龍)」。しかし・・。マニアの皆様はここで気が付かれたと思います。
ご存じの通り、坂田の強豪竹ノ内淇洲(丑松)が、諸国将棋武者修行中の関根金次郎(のちの十三世名人)と出会い、対局し、そしてその棋力に感服して自筆の駒を贈呈したのが明治37年。この駒が書体としての「淇洲」となります。さらに後に関根錦旗と呼ばれ、それを関根の依頼で豊島がアレンジして「(豊島)金龍」が誕生します。
しかし、・・、江戸末期の制作と思われる本品は明治6年には存在していたことになります(由来書)。そして、「淇洲」と本品との類似性は偶然とは思えません。と、すると明治37年に世に出た「淇洲」と明治6年には存在した本作との関係は・・・。さて。
更に本品の「金龍書」をなんと考えるか。幕末期の駒師初代~二代「金龍(齊田小源多・甲賀氏治)」と考えるべきか(通説では駒師金龍の書体は市川米庵と法眼董斎といわれていますが、もちろん本作はいずれでもありません)・・。また、豊島が淇洲をアレンジした際になぜ「金龍」としたか。この駒(あるいは同種の駒)が書体銘の前提になっていたのではないか。
更に更に駒箱は葵紋。将棋宗家の大橋家が将軍家から下賜されたもの、とも思えますが・・。
ともかく、もう、突っ込みどころ満載。謎と不思議だらけ。凄すぎる。

木地は御蔵でも薩摩でもない地黄楊(じつげ/御蔵でも薩摩でもない本州産の黄楊)ではないかと思います。

さすが大橋宗家由来とあって、使い込まれています。王将・香車の表を除いてほぼ「彫埋」の
余り歩は2枚です。
サイズ(縦*横*厚さ) 王将30.0*26.8*9.1 歩兵25.4*20.1*6.5
前述の葵紋駒箱(由来付桐二重箱)・同駒袋(こちらは最近のもの)、撮影に使用いたしましたトウシンオリジナル桐製平箱が付属いたします。

スタートです。ご入札を宜しくお願いします。

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